妊娠生活10カ月を振り返る

妊婦

来週帝王切開で出産なので、これまでの妊娠生活の記録を残します。
夫婦で在宅フリーランスなのでコロナ禍でもほとんど普段通りの生活ができ、つわりもなく、かなりラッキーな妊婦だったと思います。

以降、1ヶ月ごとの日記的なメモ。

妊娠2カ月(妊娠判定)

不妊治療をしていたので、やっっっと妊娠できた…!!!と思った。
妊娠が継続できるようにしばらくはホルモンの薬を続けながら、病院へ胎嚢確認や心拍確認に毎回祈る気持ちで行く。

このとき友人の結婚式があり、妊婦が食べていいか分からない料理が出てくるたびにテーブル下で隠れてスマホで調べたけど、信憑性のないキュレーションメディアばかりヒットして、結論もすぐ分からない文章なのですごく困った。
お刺身、チーズ、フォアグラ、ローストビーフなど、どれも分からなくてほとんど食べれなかった。

妊娠の症状は全くなかったので仕事は普通にした。

妊娠3カ月

10日間くらい、食欲が少し落ちたり、ご飯より麺が食べやすいと思うことがあった。
それだけで終わった。
吐き気とかは全くなかったし、匂いにも敏感にならなかった。

やる気ないな〜って日は少しあったので、夫に甘えて家事を全部やってもらった。
やたらと肌が乾燥した。(ただの老化かもしれない)

ホルモンの薬も終わり、不妊治療のクリニックを卒業して、出産する総合病院に通うようになった。

区役所に母子手帳をもらいに行った。
行政の書類や母子手帳などでめちゃくちゃ住所や名前を書く機会があるから、妊娠したら早めに住所ハンコ買っておくのおすすめ。
検診の補助券だけでも17枚くらい同じことを手書きしなくちゃいけなくて無駄な時間すぎてキツいけど、住所ハンコがあればまだマシになる。子どもが産まれてからも使う機会は多いらしい。

仕事は普通にした。

妊娠4カ月

つわりもなく普段通りの生活。
普通に食べてるのに、なぜか体重がどんどん減っていく。元が低体重だから妊娠期間で9〜12kg増えるのが適正らしいけど、この先そんなに増える気がしない。

疲れやすくなって、5,000歩くらい歩いただけで眠くなったりした。
妊婦マーク付けて外出していたけど、バスや電車で1度も席を譲られなかった。まぁでも優先席はだいたい高齢者で埋まっている。

病院に行くときはいつも「赤ちゃんが生きてますように」と思っていた。
仕事は普通にした。

妊娠5カ月

安定期突入。お腹は出てきてるのに体重が増えない。この頃マタニティ服や下着を用意する。

安定期に入ったしどっか出掛けたい〜と思ったけど、新型コロナが流行り出して、外出を控えるようになる。
この頃はまだ世間の危機感がないときだったから仕事の打ち合わせや飲み会が断りずらかったけど、後々断ってて良かったなと思うことになる。

ちなみに安産祈願は行こうと思わなかった(厄払いとかも行かないくらい信じていない)。
胎動が分かるようになって、病院に行かなくても赤ちゃんが無事に生きてることが分かって安心できるようになってきた。

仕事は普通にした。

妊娠6カ月

3週間のうちに体重がいきなり2キロ増えてお医者さんに注意された。一旦マイナスになったんだからいいじゃんと思ったけど急に増えるのはダメらしい。

世界中で新型コロナ。妊婦が感染するとどうなるかの情報がない。
普段から家にいるけど、今まで以上に家に引きこもる。
お菓子作りとかして家で過ごした。

仕事は普通にした。むしろ引きこもってがっつり働いた。

赤ちゃんが無事に育つかずっと不安があって、安定期に入ってもなかなか周りに妊娠したことを打ち明けられなかったけど、やっとこの頃になって打ち明けられた。

妊娠7カ月

「お腹が張る」というのが分かるようになった。妊娠前はガスが溜まる感覚かな?なんて思ってたけど、妊娠中の「お腹が張る」は、子宮がプクーっと膨らんでカチカチに硬くなって、数十秒でプシューっと和らぐみたいな感じ。

検診で急にお医者さんに「子宮頸管が短い。できるだけ歩いたり立ったりしないで横になって。もっと短くなったら入院。」と言われる。

もともとコロナで自主的に外出を控えてたけど、世間は外出自粛要請になってそもそも外出できなくなった。
仕事は請けている分はとにかくやって、家事は全部夫にやってもらった。
横になりながらiPadで仕事したりした。

ただ、3週間ずっと横になってたら子宮頸管の長さが回復してて歩く許可が出たので、また普段通りの生活に戻ることができた。

感染リスクの高い総合病院には行きたくないけど検診も必要なので行く。
母親学級も中止になる。
これまでバスで行ってた病院への行き来はタクシーにして接触者を減らした。

妊娠8カ月

性別が8ヶ月目でやっとわかった。
病院は付き添いNGになったので、夫と一緒にエコーで赤ちゃんの成長を見ることはできなくなった。

再び子宮頸管が短くなってしまったので、毎日張り止めの薬を飲むことになる。が、安静にしててもしょっちゅう張ったのであまり気にせず普通に過ごした。
仕事は少ない稼働にして休養モード。
前からやろうと思っていた自主制作をして過ごす。

こむら返りが2度起きた。
かなり頻尿になった。
この頃になると仮に早産になってしまっても赤ちゃんの生存率が高く、ある程度安心できるようになったので、ベビー用品を買い始める。全部ネット。

妊娠9カ月

食欲が増えて、すぐお腹が空いた。ソイジョイやナッツ、フルーツでお腹を満たそうと思っても足りなかったので、健康に良くないと思いながらもお菓子もパンもバクバク食べた。
意外と体重はそんなに増えなかった。

頻尿で絶対に1度は夜中トイレに起きるようになった。
こむら返りは1度起きた。
胴体の皮膚が伸びすぎてか、いくら保湿しても毎日体がめちゃくちゃ痒かった。

赤ちゃんは検診のたびにうずくまっているか顔を手で隠してじっとしているので、「あ、動いてる〜!」「どっち似かな〜?」みたいなのもないし、なにがなんだかよく分からないエコー写真しか手に入らなかった。

暇な時にTwitterでいろんな妊婦さんのアカウントを見ると、ベビー服洗うことを「世界一幸せな洗濯」って書いて記念写真にしてたり、エコー写真をアルバムにまとめてたり、自分の退院着としておめかしワンピースを新調してたり、すごいキラキラで幸せそうで、自分とのギャップに毎回驚いた。
(私も待望の子どもができて幸せではあるけど、改めてドライなんだなと思った。)

よくあるマタニティフォト的な、白いチューブトップでラブラブな感じの写真も撮ろうと思わなかった。

妊娠10カ月

毎晩トイレに起きるのが面倒くさかった。
臨月ではこむら返りは起きなかった。

体重は後半はずっと右肩上がりで最終的には妊娠前のプラス8kgになった。

これが銀行口座のグラフだったらいいのに

後期つわりもなく、妊婦の症状でよく聞く腰痛、胃痛、便秘、息切れ、高血圧なども全くなくここまで来れた。
お腹が小さめなのか苦しくもない。
むしろ生理がないからか貧血・冷え性が改善されたしかなり健康。

妊娠中はつらい人の方が多いと思うけど、私の場合は、不妊治療中のほうが終わりが見えないしお金はどんどんなくなるし周りからのプレッシャーもあって精神的に辛かった。

妊娠期間を振り返って

一時的に自宅安静になったけど、心も体もずっと元気で、つわりもなく、ニオイに敏感にもならず、情緒不安定にもならず、普段通りの生活ができたラッキーな妊娠生活だった。

今の仕事のスタイルは自分で好きな時に休めて融通が効くし、コロナが流行ったときは通勤がなくて本当に良かったなと思った。
夫も常に一緒に居るので家事を代わってもらえるし、コロナで付き添いNGになるまでは病院にも毎回一緒に行って、赤ちゃんが成長している嬉しさを共有できた。

出産前に2人でゆっくり外食したり出掛けたり、一緒にベビーグッズの買い物に行ったりはコロナの影響で叶わず。

ちなみに里帰り出産にせず夫婦で頑張ることにした。産後すぐは実母と義母が1週間ずつ手伝いに来てくれるのでありがたい。
なので今いろんなところを大掃除している(笑)
その後はシッターさんに来てもらう予定。

来週の出産

私は8年前に子宮筋腫の開腹手術を経験しているので、出産は帝王切開であることが前から決まっていた。
事前に出産日が決まっているのは安心する。

ただ8年前は全身麻酔だったけど、今回は下半身麻酔なので、意識がある中でメスで切られると思うとちょっとこわい。
そして手術の翌日から血栓や癒着予防のために歩かないといけないらしい。ハード。

病院は立ち合いも面会もコロナの影響でNGだから入院10日間はずっと孤独。(帝王切開は普通分娩の人より3日入院期間が長い。)
産まれたての赤ちゃんの日々の様子を夫と共有したかったなぁと思った。

孤独な出産だけど母子ともに生きて帰ってこれるよう頑張る。
おわり。

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